ガンダムにおける悪堕ちの考察-その3-

第3回目、今回でラストです。
前回はこちらです。
カテジナさんのアンケートはこの記事の投稿と同時に締め切らせていただきます。
では、「ガンダムの世界における悪堕ちの妄想」をどうぞ。


前回までは、「ガンダム」という作品の劇中に登場するキャラクターの中から、“悪堕ち”っぽいキャラクターを挙げ、紹介して行きました。
例えばVガンダムのカテジナ・ルースであったり、Gガンダムでデビルガンダムの生体ユニットとなったレイン・ミカムラなどでした。
しかし、絶対悪であるデビルガンダムを除いて、基本的にガンダムの世界では正義対正義の戦いであって、どちらが悪だと言える状況ではありません。
これが「ガンダムで悪堕ち?」と疑問形になってしまう所以であると考えます。
DG細胞感染を除いては、悪堕ちの要素であるものは洗脳、生体ユニット、この辺しかないでしょう。
もしくは、この世の中に絶望したので世界を破壊する(アニメにはいませんでしたがそういうキャラが出てくるガンダムの作品もあります)といった憎悪系のセルフ悪堕ちくらいしかいません。
この限られた状況でガンダムの世界で悪堕ちを考えるとすればどうなるか、というのが今回のコンセプトです。
では早速いくつか私が考察した例を挙げます。
○DG細胞を有効活用する
はい、ガンダムの世界で悪堕ちと言えばこれが鉄板ですね。
DG細胞は前回ご説明したように、デビルガンダムが生み出す特殊な細胞のことです。
「自己進化」「自己再生」「自己増殖」の三原則に基づき、地球を浄化する目的で生み出されたアルティメットガンダムが、地球への落下の際にコントロールを失い暴走、デビルガンダムという人類の敵になりました。
DG細胞は人体を侵食する特性があり、このDG細胞に感染すると、普通の人間ではデビルガンダムの支配下のゾンビ兵となってしまい、副産物として肉体が強化されます。
また、人間や機械だけに留まらず全てのモノを侵食することが可能です。
機体(MF)が感染すると、状況によってはマスターガンダムやグランドガンダムなど、凄まじい性能を誇る機体へと“進化”することがあります。
また、デビルガンダムは生体ユニットとして人間を取り込むと安定、特に女性を生体ユニットとして取り込むことで最も高い性能を出すことができます。
つまり、DG細胞(デビルガンダム)という存在により
1、洗脳(デビルガンダムの支配下に置く)
2、侵食(DG細胞感染によりハニカム状細胞が身体に浮き出る)
3、改造(自己進化)
4、生体ユニット(ユニットになった場合は全身がメタル化)
5、触手(悪堕ち関係なくね?とは言ってはいけない)
これだけの悪堕ち要素を備えることができます。
劇中通りレインさんに犠牲になってもらうとすれば、
「デビルガンダムの触手に捕まったレインは触手からDG細胞に侵食され、デビルガンダムの支配下に置かれてしまう。“地球の破壊”を遂行するようデビルガンダムに洗脳されたレインは、自らライジングガンダムをDG細胞に感染・進化させ、デビルガンダム四天王となってドモンたちの前に立ち塞がる。ドモンたちの活躍によりDGライジングガンダム(仮)は破壊され、レインが助け出されようとした瞬間、デビルガンダムが出現し、レインを生体ユニットとして取り込み、最終進化を始めてしまう……」
といったどこかで見たような展開が可能というわけです。
ちょっと要素を詰め込み過ぎた気がしますが、問題ないでしょう。
DG細胞に感染させるだけでも十分悪堕ち要素として成り立つので、とても美味しいですね。
そう言えば、最近“ねうろい”というデビルガンダムに似た特性を持つ存在の話をよく聞きますが……
○強化人間になってもらう
劇中のキャラクターで言えばZガンダムのフォウ・ムラサメやSEED DESTINYのステラ・ルーシェ、または非公式ですがVガンダムのカテジナ・ルースも含まれると思います。
前回話しましたように、宇宙世紀シリーズだと、人間の次の可能性:ニュータイプの能力を人工的に手に入れるために人間を改造するのが強化人間、SEEDの世界だと遺伝子操作によって超人的な力を手に入れているコーディネーターに近づけようと、ナチュラルを改造するのがエクステンデッド、でした。
フォウが強化人間、ステラがエクステンデッドですね。
まとめて強化人間と呼称することにします。
主人公サイドのヒロインが改造を受けて強化人間にされて主人公の前に立ちふさがる、というシチュエーションはありませんでしたが、主人公サイドのヒロインが敵に捕まるというシチュエーションは、ZZガンダムの主人公:ジュドー・アーシタの妹:リィナ・アーシタというキャラがアクシズに捕まる、というか保護されるというのがありました。
保護者(笑)のグレミー・トトは、このリィナを一人前のレディにしようと躍起になるのですが……
この部分を強化人間として改造して自軍の戦力にするというのも一興かと。
リィナの能力は未知数ですが、ニュータイプであるジュドーの妹なのできっと何かしらの能力を持っている、はずです。
(Gジェネも作品によってはリィナはニュータイプ扱いだった気がします)
実は個人的には、リィナが堕ちても、嬉しく、ない!
ので次行きましょう(何
○実はステラはシンの妹:マユが洗脳されたキャラクターではないのか?
という妄想です。
なぜこんな妄想をしたかと言いますと、ステラの前髪とマユの前髪が似ていることに起因します。
たったこれだけです。
実際に、シンの記憶では前作のオーブ本土での戦いの際に爆撃に遭いシンは家族ごと失っており、岩の下敷きになったマユの姿が描写されています。
もしかしたら、なんらかの方法でマユは救助されて、そのまま適性があったので強化人間(エクステンデット)にされたのではないか、と考えていました。
家族を失い復讐に駆られるシン、自分の実の兄と知らずに戦う運命になるステラ、そして共に惹かれあう両者、なにかこう琴線に触れるものがありますね。
エクステンデッドは、その精神を安定させるため、カプセル状の装置で一定時間眠るのですが、実はこのカプセルの中では触sy(ry
はい次行きます。
○カロッゾが自らの触手でセシリーを洗脳する
劇場版ガンダムF91のお話です。
主人公シーブック・アノーとヒロイン:セシリー・フェアチャイルドというキャラがとあるコロニーで暮らしていたのですが、突如そのコロニーにクロスボーン・バンガード(C・V)が侵攻してきます。
実はセシリーの本名はベラ・ロナといい、CVの大将:カロッゾ・ロナの実の娘に当たります。
(ちなみに総帥はマイッツァー・ロナと言ってセシリーの祖父です)
カロッゾはかつて自分の嫁と娘に逃げられたことを恥じて自身を強化改造し、“鉄仮面”と呼ばれる、もはや人間ではない存在となっています。
カロッゾはコロニー侵攻と共にセシリーを連れ戻しに来ました。
襲撃の際にシーブックが死んだと思いこんだ彼女はセシリーを捨て、ロナ家として、ベラ・ロナとして生きると決めますが……以下略
で、このカロッゾですが、専用モビルアーマー(MA):ラフレシアに搭乗する際に頭からワイヤーケーブルを延ばして接続します。
これを洗脳ケーブルと見立て、これでもって自ら実娘であるセシリーを洗脳して完全なロナ家の人間とする……というのもありだと思います。
カロッゾは一応人間扱いですが、ほぼ機械なので機械かn(ry
セシリーは「実は悪の組織の女幹部だった」という美味しいポジションにいます。
劇中ではロナ家として生きることにまだ戸惑いがあり、シーブックの生存を確認することでセシリー・フェアチャイルドに戻り、カロッゾと、CVと最終的に対峙することになりましたが、シーブックが生存していなければ、違った未来になったかもしれませんね。
ちなみに、F91の続編、クロスボーン・バンガードでは、宇宙海賊クロスボーン・バンガードの艦長となったセシリー、ベラ・ロナが登場します。
彼女(とキンケドゥ)の活躍にご期待ください。
○最後に
ガンダムにおける悪堕ちの考察もこれで最後となります。
はい、「カテジナさんは「悪堕ち」かどうか?」の集計に移りたいと思います。
結果は……
投票数67件
A:「悪堕ち」だと思う:13票
B:「悪堕ち」ではない:31票
C:変質(?)した(させられた)のではなく、自らを解放したように思えるので。牝としての欲望に忠実に開花したのかなと。(追加選択肢):23票
Cの回答は悪堕ちか悪堕ちでないかで言えば後者となるため、

「悪堕ち」ではない:54票

「悪堕ち」だと思う:13票
により、圧倒的多数で「カテジナさんは悪堕ちではない」という結果になりました。
悪堕ちでなければ何なのか、それは追加選択肢の
「変質(?)した(させられた)のではなく、自らを解放したように思えるので。牝としての欲望に忠実に開花したのかなと。」
が全てを物語っています。
要するにカテジナさんは清楚な人が悪に堕ちた訳ではなくて、元々悪側の人間だったと、牝だったと、そういうことです。
確かに、カテジナさんはカサレリアにいた頃からそういった雰囲気がありました。
そういった、心の奥に秘めていた本当の自分が解放されただけだと、そういうのが、今回のカテジナさんを巡る考察の結論となります。
つまり、カテジナさんは悪堕ちではなく、単に自分に正直になっただけ、だと。
元々そういう人物だったのだと。
これでまた一つ悪堕ちに関するモヤモヤがすっきり致しました。
アンケートにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!
さて、これで今回3回に分けて掲載しましたガンダムにおける悪堕ち考察は終わりになります。
悪堕ちか、悪堕ちじゃないか、それを最終的に決めるのは自分自身になってしましますが、少なくとも私はこのように考えております、と、そういう記事でした。
それでは、次、機会があればまたその作品を紹介していきたいと思います。

ガンダムにおける悪堕ちの考察-その3-」への1件のフィードバック

  1. アクノス所長

    あけましておめでとうございます!
    今年も宜しくお願いしますネ!

    返信

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