ガンダムにおける悪堕ちの考察-その2-

はい、前回から凄まじく時間が空いてしまいましたが第2回目です。
前回はこちらです。
本日はモンスターハンターポータブル3rdの発売日ってことでこちらにかまけ始めてしまうのでその前に投下しておきます。
では、「ガンダムの世界で悪堕ちに該当するキャラ②」をどうぞ。


前回はカテジナさんやレコア、クェス、ニナと言った、悪堕ちというよりかはどちらかというと離反に近いキャラクターを紹介しました。
ガンダムの世界では正義と正義同士が激突しているため、絶対悪という存在がなく、なかなか「悪堕ち」とは言い難いキャラクターでした。
というわけで、今回は「悪堕ち」の要素として十分な属性を備えたキャラクターを紹介したいと思います。
①属性:洗脳
○フォウ・ムラサメ(Zガンダム)
「フォウ・ムラサメ」という名前は本名ではありません。
地球連邦軍ムラサメ研究所の4番目の被験者ということで「フォウ」という名前が与えられました。
(ちなみにゼロ・ムラサメというキャラも本編から逸れますが存在します)
ムラサメ研究所は別名ニュータイプ研究所とも呼ばれ、人間の能力を人工的に強化することでニュータイプに迫る能力を手に入れた強化人間と呼ばれる存在の研究を主にやっています。
(というのは正確な表現ではなくて、元々はサイコミュ兵器とのリンクの研究を行っていたようです)
所謂、「人間を強化人間に改造する」施設です。
フォウは一年戦争で身寄りを失い、ムラサメ研究所に引き取られ、改造(調整)を受けたとされています。
ムラサメ研究所以前の記憶はないようで、劇中でも失った記憶に関する彼女の言及があります。
主人公のカミーユと最初に出会ったのはホンコンシティ。
カミーユはガンダムMk-Ⅱに、フォウはサイコガンダムに搭乗しての敵同士の出会いでしたが、その内に心を通わせるようになります。
カミーユを独断で宇宙に送り出したあとにムラサメ研究所で再戦脳を受けたようで、カミーユが再び地上に戻ってきたときには最終的にカミーユを敵と認識してしまいます。
カミーユの必死の説得によって正気を取り戻しますが、直後にジェリドの乗るバイアランの攻撃からカミーユを守るために盾になって戦死します。
彼女はここで戦死してしまうわけですが、物語の終盤で少しだけ出てきます。
さて、同じように洗脳を受けたキャラとしてロザミア・バダムというキャラがいますが、これは元々敵だし、カミーユを「お兄ちゃん」として認識するように調整を受けただけなのでここではノータッチとします。
フォウは、失われた記憶を取り戻すことに憧れを抱いていました。
カミーユは自分の昔の記憶を持っていることを当然と思っているけど、フォウ自身は当然ではない。
その記憶を取り戻すために、「戦績を上げたら記憶を返す」、そういった甘言に乗せられて、ティターンズに利用され、カミーユと戦うことになった悲しい女性です。
フォウの死はカミーユの心に大きな傷跡を残すことになりました。
○ステラ・ルーシェ(ガンダムSEED DESTINY=通称“種死”)
種死の世界の戦闘の構図はZAFT軍所属戦艦ミネルバVS地球連合軍(のファントムペイン)です。
ステラは前述のフォウと同じような、人工的に強化を受けた強化人間であり、こちらの世界では「エクステンデット」と呼ばれています。
遺伝子を操作することで超人的な能力を持つ「コーディネーター」に対し、なにも操作を受けていない人間を「ナチュラル」と呼ぶのですが、このナチュラルがコーディネーター並みの力を持つために強化された人間がエクステンデッド存在です。
(同じ改造なのですが、ナチュラルにとっては生まれる前か後かが重要だそうです)
ステラはファントムペインという地球連合軍の特殊部隊に所属しており、ZAFTからガイアガンダムを強奪、以降、主人公シン・アスカの所属する戦艦ミネルバと幾度となく激突します。
とあるイベントでシンとステラはお互い敵同士であることを知らずに出会います。
その後の戦闘でガイアガンダムを撃墜した際にパイロットがステラであることが判明し、以降ミネルバに捕虜として軟禁され、エクステンデッドの貴重なサンプルとしてプラント(ZAFTの本国)に送還されることになります。
しかし、エクステンデッドは生体維持に特殊な施設が必要で、送還されるまでにステラの命が危うくなります。
これを見たシンは、地球連合軍に引き渡せばステラの命が助かると、独断でファントムペインの隊長:ネオにステラを引き渡します。
これによりステラの命は救われますが、ステラは再洗脳され、シンのことを完全に忘れ去った状態でデストロイガンダムに搭乗することになります。
デストロイガンダムの無差別攻撃の前に壊滅するベルリン。
再びシンとステラは対峙することになり、シンはデストロイガンダムのパイロットがステラであることを知り愕然とします。
戦闘の中で必死にステラを説得するシン。
その願いが届いたのか、ステラは完全に消去されたはずの記憶を取り戻します。
動きが止まるデストロイガンダム。
シンとステラの間に復活した暖かい空気……と思った瞬間に、フリーダムガンダムに搭乗した前作の主人公:キラが乱入し、コックピットを貫いてデストロイガンダムを破壊してしまいます。
「止めを刺さなきゃ!」「殺す必要なんてなかったのに!」
キラとシン、二人の激突は避けられないものになって行きます。
さて、ステラもフォウと同じく出生が分からない人物です。
死んだはずのシンの妹だという説もありますが、真相は不明です。
ステラはおっとり無口キャラで、年齢の割には幼い言動が目立ちます。
これは洗脳や調整を繰り返した結果だと思われます。
しかし、任務中やMSに搭乗した時には人格が豹変し、まさに戦闘マシーンになります。
この普段と戦闘時のギャップがステラの特徴です。
ちなみに、シンがステラをネオに引き渡す際にネオに要求した条件は「ステラをもう戦わせるな」
この条件を「約束しよう」と言葉一つで了承したネオですが、それは叶わぬ願い。
ステラは地球連合軍の施設で再戦脳されることになりました。
ステラもまた、戦争のために利用された、悲しい運命の女性でした。
②属性:寄生・侵食
○アレンビー・ビアズリー(Gガンダム)
Gガンダムの世界は……ちょっと説明が難しいですね。
これまでの宇宙世紀ガンダムと違った世界の話で、国が代表者(ガンダム)を送り込み、ガンダムVSガンダムのバトルトーナメントによって世界を統治する国を決める、という世界の話です。
ここではガンダムはMS(モビルスーツ)ではなく、MF(モビルファイター)と呼ばれ、通常の操縦桿ではなく、モビルトレースシステムという体の動きをトレースするシステムでガンダムを操ります。
アレンビーはネオスウェーデンの代表で、女性型ガンダムのノーベルガンダムに搭乗しています。
ノーベルガンダムには「バーサーカーシステム」という、パイロットを一時的に暴走させて驚異的な戦闘力を生み出すシステムがあり、度々アレンビーは使用“されて”いたようです。
(発動時のアレンビーは目が赤くなったりしてまさに猛獣化します)
主人公のドモンとアレンビーは幾度と拳を交える内に絆が芽生え、アレンビーはドモンに行為を寄せるようになります。
で、本題。
Gガンダムはデビルガンダムという「自己進化」「自己再生」「自己増殖」を備えたDG細胞を有するMFを主人公のドモンが追いかける物語(正確にはもうちょっと違いますが)となっています。
このDG細胞は人体を侵食する特性があり、このDG細胞に感染すると、普通の人間ではデビルガンダムの支配下のゾンビ兵となってしまいます。
副産物として肉体が強化されます。
このDG細胞の治療法はほぼなくて、さらに脳が侵食されると完全に救うことができなくなります。
(逆に、強い精神力を持つ者はDG細胞を支配下においてその能力を享受できるそうですが……)
劇中でアレンビーはこのDG細胞に犯されて暴走した「DGアレンビー」として主人公サイドに立ちふさがります。
ノーベルガンダムもDG細胞によってウォルターガンダムへと豹変、常にバーサーカーモードとなっていました。
(出現した時点でDG細胞に犯されて変化したと思っていたのですが、どうやら決勝大会の時点で既にウォルターガンダムになっており、ノーベルガンダムは偽装だったようです)
これを本作の正ヒロインであるレインがライジングガンダムに搭乗して撃破、アレンビーはDG細胞の侵食度合いが低く、病院でDG細胞の完全な除去が行われました。
アレンビーは心の底から楽しめるガンダムファイトを望んでいました。
そのため、戦いを楽しむことができないバーサーカーモードは好きではなかったようです。
バーサーカーモードが発動すると、まさしく悪鬼羅刹の如き存在になります。
これがDG細胞に犯されてパワーアップするのですから、その戦闘力や恐るべし。
(しかし話数が掛ってない分そんなに強くなかった印象が……)
普段は陽気で活発なアレンビーが、バーサーカーモードで修羅に堕ちる、これだけで一杯行けそうなキャラクターでした。

③属性:生体ユニット

○レイン・ミカムラ(Gガンダム)
前述のGガンダムの正ヒロイン、レインです。
彼女はネオジャパンの代表であるドモンの補佐を担当すると同時に自身もライジングガンダムに乗って戦います。
前述のデビルガンダムですが、実は動かすには生体ユニットを必要とします。
生体ユニットとなる人間は、ガンダムファイターとしての能力が高く、肉体的にも健康な者が高い適性を持つとされており、更に男性より出産出来る女性の方が適性が高い、とされています。
この理論によって事件の黒幕であるウルベ・イシカワの手によってレインは監禁され、そのままデビルガンダムのコアとして生体ユニット化されます。
レインを取り込んだデビルガンダムは最終進化を遂げ、ネオジャパンコロニーを侵食して魔の手を全世界に広げようとします。
これを止めるためにコロニー(=デビルガンダム)最深部にて生体ユニットとなったレインと対峙したドモンは、なんと、レインに愛の告白をぶつけることでレインをデビルガンダムの呪縛から解き放ち、その後「石破ラブラブ天驚拳」によってデビルガンダムを完全粉砕します。
ガンダムで悪堕ちと言えば(カテジナさん以外で)この人、というキャラが、このDGレインですね。
生体ユニット化したレインは全身が金属のようにメタル化しデビルガンダムに取り込まれています。
実は、レインをデビルガンダムから解き放つために行ったドモンの愛の告白シーンは、アニメ史上最も恥ずかしいシーンとしてノミネートされるくらいに見ていて恥ずかしいものになっています。
とりあえずここに貼っておきますので楽しんでいってくださいね~

さて、このメタル化したDGレインですが、生体ユニットとして後世に残した功績は大きく、生体ユニット化と言えば
触手→メタル化→生体ユニット
という流れが鉄板となっています。
皆さんもどこかでご覧になったことがあるのではないでしょうか?
○ルチル・リリアント(ガンダムX)
あまりこの人を「悪堕ち」キャラとして紹介したくはないのですが、属性が生体ユニットなのでここで紹介します。
ガンダムXの戦いの構図はバルチャー・フリーデン(主人公サイド)VS地球連邦軍です。
バルチャーとは金で雇われるフリーランサーみたいなものだと思ってください。
ルチルは、バルチャー艦フリーデンの艦長:ジャミルが連邦軍に所属していた頃の彼の上官で、彼と同じくニュータイプ能力を持っていました。
ジャミルはガンダムXのパイロットとして彼女の訓練を受けており、淡い恋心と憧れを彼女に抱いていました。
その頃は本編から15年前の話、地球連邦軍と宇宙革命軍が戦争を行っていた時代でした。
ルチルは、革命軍との戦いで精神を破壊し尽くされた上に、優れたニュータイプ能力を持っていたために、身体は「Lシステム」という機器の生体部品として生身のまま組み込まれてしまいます。
Lシステムは、ニュータイプの精神波により周囲の電子機器を使用不能にするシステムなのですが、敵味方問わず使用不能にしてしまう問題がありました。
また、このシステム自体が、輸送中にコロニー落としに伴う大津波で海底に沈んでしまいました。
彼女が眠るこの場所は、ここを通り掛る船舶の計器が乱れて舵を失うことから、ライン川のローレライ伝説になぞらえて「ローレライの海」と呼ばれて来ました。
15年の月日が流れ、かつてのLシステムの情報を掴んだ、主人公の永遠のライバル:フロスト兄弟によってルチルはLシステムごと引き上げられ、新たな戦争の火種として利用され掛けました。
この時、偶然フリーデンもこの海に差し掛かりました。
フリーデンに搭乗しているヒロイン:ティファ・アディールの体を借りてルチルはジャミルと再会します。
その後、フリーデンが連邦軍の攻撃を受けて窮地に陥ったときに、ジャミルに力を貸す形でGビット(と呼ばれる兵器群)を起動、最後の力を使い果たし、力尽きます。
彼女の体は、Lシステムから解放され、ジャミルの手によって海へと沈められました。
生体ユニットに共通することなのですが、レインもルチルも真っ裸なんですよね。
レインは胸をはだけて、ルチルは手で胸を押さえている違いはあるものの、基本的に裸。
よく当時放映できたものだと思います。
さて、もはや悪堕ちキャラの紹介なのか、それともガンダムできゃっきゃうふふ出来るキャラの紹介なのかよく分からなくなってきましたが、ガンダム本編に出てくる「悪堕ち」ヒロインの紹介は以上です。
(文章の長さが短かったり投げやりだったりするのは、過去作になるほど記憶が危ういためだと思ってください)
次、「ガンダムの世界における悪堕ちの妄想」の予定です。
次回で最後なので、アンケート「カテジナさんは「悪堕ち」かどうか?」の結果を公表・考察を行いたいと思います。
まだ投票されていない方は投票よろしくお願いします!

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