ゲームにおける悪堕ち紹介・第4回

今回はゼノギアスに関する悪堕ちキャラ紹介です。

(ゲーム進行に関わるような壮絶なネタバレを含みますのでネタバレを許容できる方のみ先にお進みください)


タイトル:ゼノギアス

キャラクター名:エレハイム・ヴァン・ホーテン(エリィ)

エリィ                     → ミァン
ellyA1.jpg  ellyA2.jpg

ellyG1.jpg  ellyG2.jpg

(画像はゲーム中よりキャプチャー)

ゼノギアスよりエレハイム(エリィ)です。
ゲーム進行に関わると忠告いたしましたのは、このエリィさん、正ヒロインなのですが堕ちるとパーティから抜けて戻ってきません。
要注意です。

ゼノギアスは世界観が特殊で上手く説明できないため、かなり省略して簡単に説明させていただきます。

まず、人類を滅ぼす兵器(となった)“デウス”というものがあるのですが、ある星間移民船がこのデウスが原因で撃墜されます。
その移民船の唯一の生き残りの“アベル”とデウス復活のために生み出された“オリジナルエレハイム”によって生み出されたヒトがゼノギアスの世界を構築しています。

このオリジナルエレハイムから分化した存在がエリィとミァンで、この二人はデウス復活のために生み出されたインターフェイスです。
エリィが主体でミァンが補体なのですが、任務を意識して覚醒している分、ミァンは世界を滅ぼすために暗躍している存在と言えます。
これに対して、エリィに自分が「主体」であるという意識は(あまり)ありません。

フェイ(主人公)、エリィ(ヒロイン)、ミァンという存在は転生し、様々な時代に存在します。
ゼノギアスの世界は輪廻の世界だと言っても差し支えないでしょう。

フェイもいろいろと特殊な存在なのですが、いろいろあるのでここでは割愛させていただきます。
敢えて言うなら「デウスから分離した原初の存在であり接触者」でしょうか。
アベルはフェイの前世の一つです。

ミァンはその世代の個体が死亡すると、代行者として別の個体がミァンとして覚醒します。
かつてはフェイの母親もミァンとして覚醒し、フェイを波乱の人生へと送り出すきっかけとなりました。
(この点でフェイの母親=カレンも悪堕ちと言えます)

そして、ゲームの舞台となる世代のミァンが死亡することで、エリィがミァンとして覚醒してしまったのです。
(つまり主体と補体の統一)

(ここから実際の堕ち話)
エリィを救出するためにメルカバー(という施設)最深部にたどり着くフェイたちですが、そこで磔にされているエリィを発見します。
そこにはミァンもいるのですが、そのミァンはラムサス(敵国の士官)によって殺害されます。
障害もなくなったところで、磔のエリィを救出するフェイですが、そこでエリィはミァンとして覚醒、フェイを銃で撃ちます。
(このシーンはアニメーションがあるので必見です)
その後、自分がミァンとして覚醒したことを告げ、カレルレン(この事件の元凶)と一緒に転移、ラストダンジョンが姿を現します。

ここからはラストダンジョンに突入(するために四苦八苦するのですが)、ラスボスを討伐する流れになるのですが、事の顛末はご自身の目でお確かめください。
敵となってしまったエリィですが、ラスボス討伐後、驚きの展開が待ち受けていますよ!


正ヒロインが悪堕ちするというゲームはRPGの中ではそうありません。
まず、悪堕ち自体が勧善懲悪的なシナリオでは受け入れられないこと、
また、敵側に堕ちるとパーティから外れるというのがRPGでは大打撃となることが挙げられます。
ゼノギアスはそういった意味で特殊なゲームだと言えます。

ゲームのボリューム、システム、世界観、キャラクター、ミュージックと、どれを取っても一級のゲームなのですが、DISC2のみは残念と言わざるを得ません。
(簡単に言えばDISC2はいろいろと“省略”)

随所にアニメーションを挿入、また主要キャラクターには声優が付けられるなど、今でこそ当たり前となった構成ですが、当時としてはかなり意欲的な作品でした。

最近ではPSPのゲームアーカイブスでも出ましたので、手軽に携帯ゲーム機で楽しむことができます。
プレイされたことのない方はこの機会に一度プレイされてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、平均クリア時間は60~70時間とかなりのボリュームを誇るゲームであります。

ゲームにおける悪堕ち紹介・第4回」への2件のフィードバック

  1. アクノス所長

    ゼノギアスはやり込んだなぁ~
    たしかにディスク2の紙芝居は頂けないですが…
    エンディングの衝撃のアニメーションには、妹共々笑撃が走りましたね。
    このゲームに関しては、スクエアは本当に馬鹿な事をしたとしか思えない。
    当時FF7がバカ売れしたからか、天狗になってしまったんでしょうか?
    89万本も売って「売れてない」から「チーム解散」
    そして続編(?)がナムコから出るという…
    ゼノサーガをプレイしてからゼノギアスをプレイすると、
    アニマの器の名前とゼノサーガの機体名とか、キャラクターの繋がりなんかもあったりとすごいんですよね。
    隠しボスでどうみてもヴェルトールな機体とか出ますしw
    一番感心したのは、一言二言しかないウドゥのセリフに緑川光を起用している所にナムコの本気を見た。
    それにしても、ゼノギアスは脇キャラもいい味出していて困る。
    エレメンツは言わずもがな、ゲブラー親衛隊の連中も非常に魅力的な方々だと思います。
    悪堕ちに関して言えば、やはりハマーさんがダントツではないでしょうかw
    ギアとの生体融合のイラストはかなりきついw

    返信
  2. キクリヒメ

    神姫伝説のピクシーもフェアリーテイルタクティクスのエメラルドも堕ちると
    メンバーから抜けてラストバトルまで戻ってこない設定にしてました。

    エリィも堕ちるとメンバーから抜けてラストバトルまで戻ってこないのでしょうか。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.