ゲームにおける悪堕ち紹介・第3回

今回はエスプガルーダに関する悪堕ちキャラ紹介です。

と、本来の予定を繰り上げて“彼女”の紹介をしたいと思います。
悪堕ちに分類してよいものか、というキャラであるため、結構後ろに回していたのですが、この機を逃して説明は出来ないと思いましたので敢行いたします。

今回はネタバレはないですよ。


タイトル:エスプガルーダ/エスプガルーダⅡ

キャラクター名:セセリ

セセリ              → 憎悪に満ちたセセリ
seseri.jpg        seseri3rd.jpg

(画像は公式サイトhttp://www.cave.co.jp/gameonline/espgaluda/http://www.cave.co.jp/gameonline/espgaluda2/より解像度を極端に落として転載)

エスプガルーダシリーズよりセセリです。

悪堕ちに分類していいキャラかどうか迷いましたが、「憎悪」+「改造」ということで悪堕ちに分類させていただきました。


セセリはシンラ国王であるジャコウの娘で、アゲハという兄とタテハという姉がいます。
しかし、その二人に父親の関心が向いてしまったため、二人を抹殺しようとしますが、ガルーダとして覚聖した二人に返り討ちに遭います。
その後、ジャコウは死亡、シンラ王国は滅亡します。(「エスプガルーダ」、以下"Ⅰ")

敵国ソーマ王国で改造を受けたセセリは「憎悪に満ちたセセリ」として三度彼らに立ちはだかります。(「エスプガルーダⅡ」、以下"Ⅱ")

と、これだけ書くととても悪堕ちっぽいのですが……
いろいろ省略しすぎですね、はい。

まず、アゲハとタテハ(主人公達)は、ジャコウの自国強化計画「プロジェクト・エスプガルーダ」によって生み出された人と精霊の融合体であるガルーダです。
が、計画完遂直前でとある錬金術師に連れ去られます。
その二人をジャコウが16年に渡って追い求め、遂に発見したのがⅠのプロローグです。

二人はジャコウが遺伝子を提供した実験体であるため、いわゆる嫡子ではありません。
セセリが第一皇女となるわけですが、皇子が生まれなかったため彼女は男として育てられます。

皇子として厳しく接され、父親の愛情に飢えていたセセリは、アゲハとタテハが自分の兄姉であり、ジャコウが二人を手に入れようとしていることを知り嫉妬に狂います。
そして、父に認めてもらうために最前線で指揮を取り、彼らと闘います。
父の意に反し、二人を抹殺しようとしたセセリですが、二人はガルーダとして覚聖、セセリは二度の敗北を味わい、また瀕死の重傷を負って彷徨います。

そして肝心のジャコウは主人公達に倒され、シンラ王国も滅びてしまいます。

シンラ王国の次に現れた国が敵国であったソーマ王国です。
セセリはソーマ王国に拾われ、全身を武装化、体格も成人化し、三度主人公達の前に立ちはだかります。

最愛の父を失い、祖国を失った彼女の「憎悪」は推して量るべしです。

彼女はこの戦闘でジャコウの残したドレスを身に纏って戦いを挑んできます。
このドレスは父親の愛情の証であり、ジャコウは彼女に厳しく接しながらも、娘として人一倍彼女のことを想っていたわけです。
愛情を得られなかったと思っていた彼女は、父のその真意を知ったわけですね。

「ずっとこの時を待っていた……
必ず死なす!」

この台詞に彼女の全てが詰まっていると言えます。

 

しかし、このセセリ、武装化が半端ないのです。
参考動画:上記の公式サイト(Ⅱ)→MOVIE→アサギVSセセリ編

この動画を見ていただければお分かりいただけると思いますが、まさに全身武装化です。
手が!足が!
阿鼻叫喚の嵐です。

セセリ二戦目(下記参照)の時も手足をタテハにもぎもぎされて武装化していたのですが、それ以上です。

一戦目           → 二戦目
seseri1st.jpg      seseri2nd.jpg


「エスプガルーダ」シリーズはボムに代わる「ガードバリア」と敵弾を遅くして自機の攻撃力を上げる「覚聖」システムが大きな特徴です。
(「覚聖」すると性別が入れ替わります)
「覚聖」を上手く使えば初心者は難易度の易化、上級者はスコア稼ぎに応用できます。
そういう点でエスプガルーダは幅広く楽しめる弾幕STGと言えます。

弾幕STGとしての難易度はⅠが普通、Ⅱが難ですので、興味がある方はまずⅠをやってみることをオススメします。

ちなみに、「憎悪に満ちたセセリ」というのは5面のボス「セセリ」が特定の条件を満たした状態で変化する裏ボス(真ボス)なのですが、その条件とは

「セセリまでノーミス」

です。

うん、それは無理。

しかもこの「憎悪に満ちたセセリ」、ラスボスより強いためわざと途中で残機を落とすプレーヤーもいるくらいです。 

あと、実は、セセリは「CAVE(開発会社)STGのヒロイン」という名のネタキャラとなっています。
一戦目で「貴様らの存在を消してやる!」と言って挑んでくるのですが、実はこの台詞、なんとも間が抜けたボイスでして(ry
他にも「消えろー!」「お父様~!」などの名言(名ボイス)を残してくれています。

しかし、Ⅱになって憎悪に満ちたのか、「必ず死なす!」などの発言には殺意がこもっています。
やはり憎悪とは人をここまで変えてしまうものなのでしょう。
(何か違う気がしますが、まぁ、いいでしょう。)

と色々書いてるとなんだかACでやりたくなってきましたよ!


本日から数日間出張、ではないですが、それなりの遠出をしますので、申し訳ありませんがセイバーズwikiの更新はお休みさせていただくかもしれません。

ゲームにおける悪堕ち紹介・第3回」への2件のフィードバック

  1. アクノス所長

    1だと服装も男の子っぽいのに、2で肉体改造までして大人の女性になっているのは、ある意味「覚醒」して性別反転というべきかw
    このゲーム、相手が国家ですし一概にボスキャラ達が悪とは言えないのが悲しいですね。
    主人公達のがボスに対して残酷な描写がありますし…

    返信
  2. テストロイヤ

    すみません、メール送信にこちら側でちょっと
    不具合が生じたらしく、ここで…!
    あんな垂れ流しブログでよければいくらでも。
    早速こちらもリンクさせていただきました。これからもよろしくお願いします。
    ゲームの件についてなのですが、ただいまニコニコで手描きMADなどやっておりますので、本格的な準備までもう少しかかりそうです。
    メールの問題が解決しないかぎり、テストロイヤのブログに報告の形で書くことにします。技術面はもちろん、シナリオ面でも相談になっていただくことになるかもしれませぬ。よろしくお願いします。

    返信

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