前回に引き続いて今回も普通にゲームの紹介を行いたいと思います。
まー、これは単純にいろいろサボってゲームしかやって(ry
今回紹介しますのは、2/25に発売された「エスプガルーダⅡ ブラックレーベル」というゲームです。
悪堕ち、というわけではありませんが、似たようなシチュエーションが追加されていましたので、ここで紹介させていただきます。
以下、ネタばれを多分に含む上に、個人的な考察が長々と続きます。
以上を許容できる方のみ先にお進みください。
エスプガルーダⅡ(以下「Ⅱ→2」)に関しましては、私が以前書きました記事等を参考にしていただくとして、ここでは詳細を割愛させていただきます。
エスプガルーダⅡ ブラックレーベル(以下「BL」)は、アーケードのエスプガルーダ2に、新しいモードを加え、ブラックレーベルモードで自機としてセセリが使えるようになりました。
ということは、セセリに関するシナリオも新規に書き下ろされたわけです。
原作では兄姉のアゲハ・タテハとの壮絶な確執の上に果てたセセリでしたが、BLではその確執がなくなり、二人と仲良く暮らしている、という設定になりました。
これはシナリオに期待できる!と思ってBLモードをプレイしてみたのですが、なんだかエンディングがいつも通りのCAVEでよくわからなかったので、私が前に描いたイラストとエンディングの1カットを交えて説明しますね。
Before
Epilogue
After
戦いは…終わってなんか…いないよ!
アゲハにタテハ…フフフ
たった今始まったばかりだよ…必ず死なすっ!!
フフフ、ハハハ。あいつらぶっ殺してシンラ復興だよ。
(注:ネタばれの完全回避のためにあまり関係ない画像を用いたことをお詫び申し上げます)
お兄さんにはセセリちゃんが
何を言っているのかさっぱり(ry
……
とりあえず、自分の見解を述べておきます。
まず、上記の堕ち後のイラストは全く関係ないです。
本編でこういった変化があるわけではありません。
ただ、セセリの口から衝撃の言葉が語られるだけです。
BLのセセリの設定は公式サイトを見ていただければ分かりますが、簡単に言えばシンラ国の科学者によって生み出されたセセリの強化クローンです。
区別のためにここでは本当のセセリを純セセリ、自機のセセリを強化セセリと称します。
純セセリはアゲハ・タテハとの2度の戦闘の後、瀕死の重傷を負ってソーマに救出され、生体改造を施されます。
これはBLでも不動の設定でしょう。
一方、設定を見る限りは、強化セセリは純セセリを強化した形で生み出された強化クローンです。
(戦線に投入された、とあるので、もしかしたら、生み出された強化セセリはアリスクローンのように量産されていたかもしれません)
エンディングを見る限りだと、ジャコウは「お父様」、純セセリは「お姉さま」として認識されていることが分かります。
しかし、ジャコウが殺された事までの記憶を持たないため、ジャコウが父であること、純セセリが姉であることはBLの時点では記憶から消えているはずです。
(ジャコウが父であることは聞かされているかもしれませんが、それでもなぜ死んだかは知らされていないでしょう)
記憶がないまま、兄アゲハ、姉タテハの妹として、母アリスの娘として一家で幸せな日々を送る強化セセリ。
そして、「覚聖」という力を持つが故にソーマ開戦とともに出撃。
自らの居場所を守るための戦いでしたが、純セセリの踏破、ツバメ・ジャノメの語る真実、そして究極のガルーダ・クジャクとの邂逅により、完全に記憶を取り戻すことになります。
記憶を取り戻した後で気づく、姉・純セセリを自らの手で葬ってしまったという過ち。
そして、最愛(といった感情も後付けかもしれませんが)の父を葬った兄アゲハと姉タテハ。
この時の強化セセリには、二人はお父様を亡き者にしただけでなく、自分をだまして純セセリを殺させた極悪人であると映ったのかもしれません。
そしてショックでその場に倒れる強化セセリ。
再びアゲハたちの待つ自宅で目を覚ました強化セセリには、純セセリが抱いていたような、憎悪と復讐心が宿っていたに違いありません。
そしてエスプガルーダⅢフラグが立った……
エスプガルーダとエスプガルーダ2で不幸(?)に見舞われたセセリが、BLでようやく幸せを掴むと思ったのにこのエンディングは少々ひどい気が。
「CAVE作品の主人公はエンディングで報われるとは限らない」というのはとある絵師様の言葉ですが、まさにそんな感じになってしまいました。
あー、でも続編確定で、その続編が
「エスプガルーダⅢ -逆襲のセセリ-」
とかで、主人公が堕ちセセリなら大歓迎ですよw
CAVEさんお願いします!
見方によっては悪堕ちに取れないこともないですね、このセセリは。
予想の斜め上を行くCAVEのセンスに唖然としましたw
以下だらだらと長々とエスプガルーダ2BLの話です。
結局、私は記念にBLを通常版と限定版の二種類買いました。
限定版、といってもセセリフェイスプレートが付いているだけです。
開けたのは通常版の方で、限定版は保存用ですね。
アーケードからの変更点は、ひとえにモードが増えたこと、といっていいでしょう。
アーケードそのままの「アーケードモード」に加え、高画質の「XBOX360モード」、初心者向けに改良された「XBOX360ノービスモード」、BL用にアレンジされた「ブラックレーベルモード」とその初心者向け「ブラックレーベルノービスモード」、原作をアレンジした「アレンジモード」、さらに一周クリアで出現する「おまけモード」の7種類のゲームが遊べる上に、操作説明を行う「チュートリアル」も充実しており、8つのゲームを楽しめるといっても過言ではありません。
もちろん、「プラクティスモード」もありますよ。
さらに言えばリプレイの保存・視聴ができるのはもちろん、ゲーム画面のカスタム(補助スコア・補助画面等のカスタマイズ)も充実しており、まさにこれまでのSTGの集大成といえる作品になっていると思います。
(まぁ、やっぱりリプレイはずれるのでパッチが来ると思いますが……)
問題はSTGの敷居が高いことと、ハードがXBOX360なのでやっぱり敷居が高いことでしょうか。
前者は、ノービスモードを搭載していますので、完全初心者でも楽しめると思います。
アーケードゲーマーですが、全くSTGに触れてなかった友人にやらせて1missでクリアできたぐらいですw
後者は……私個人の力ではどうにもなりませんね。
それぞれのモードの特徴について触れたいと思います。
○アーケードモード/XBOX360モード
基本的にアーケード版のそのまま移植で、後者が高画質版です。
XBOX360の性能を生かすなら後者でしょうね。
もちろん、処理落ちもそのまま移植されておりますので、プレイングに支障は出ないでしょう。
○XBOX360ノービスモード
XBOX360モードを初心者用にアレンジしたモードです。
敵弾が大幅にカットされている上に、弾速がかなり遅くなっています。
さらにオートバリア搭載で、通常時被弾でゲージ1/8消費、覚聖時でも1/4消費、さらにアイテム取得でゲージ全回復するという仕様により、逆にかなり死にづらくなっております。
4面のマダラ(アスモデウス)でようやく1面ボス、クジャクで3面ボス並みの難易度になっていると思います。
もちろん、条件を満たせば真セセリも出現しますが、固い以外はすべてノービス仕様となっています。
まぁ、弾幕の形が崩れ過ぎて第1形態第2パターンとか逆に難しいんですがねw
絶死界の撃ち返しも少ないので、絶死界の弾の誘導の練習にも最適です。
○ブラックレーベルモード/ブラックレーベルノービスモード
本作の魅力の一つですね。
BGMがアレンジされ、自機としてアサギの代わりにセセリが使えるようになっています。
アサギが覚聖時に超絶な攻撃力を誇るキャラだったのですが、セセリもそれを引き継いでいます。
ただし、オプションを手動で誘導しなければならなかったり、レーザーが広くて攻撃力が分散してしまったりしているので、なかなか扱いづらいキャラクターです。
ブラックレーベルモードは、原作よりも弾密度・弾速が増し、処理落ちをしないという特徴があります。
しかし、通常時に敵を倒すことで、その敵が吐いた弾が消滅します。
ですので、パターンさえ組めれば原作よりもかなり楽になると思います。
特に4面以降。
ただし、ボス戦は結構つらいですね。
絶無敵ゲージというゲージが追加されまして、こちらのゲージが持続する限り、敵弾を押し返す「絶視眼」、無敵になる「絶無敵」が発動します。
後者は持続時間が短いのですが、前者はゲージを気にしていなくてもよく発動するため、少々雑なプレイをしても大丈夫というメリットがあります。
発動するとスコアが減算されるわけですが……。
ゲージを回復させる方法は金塊を取得すること。
覚聖(絶)死界に入って敵を撃破すると撃ち返し弾が大量に出るのですが、この状態で通常に戻って別の敵を撃破すると、撃ち返し弾が金塊に変わります。
なので、通常は精霊石を溜めて一気に敵弾を出現させ、金塊回収というのが基本プレイになります。
特にノービスモードは敵が弾をほとんど撃たないので積極的に撃ち返し弾を吐かせる必要があります。
あと、このモードでは一度ミスをすると精霊石が0になります。
ボス戦、特にクジャク戦で死ぬともうリカバリーが不可能という状態になってしまします。特にセセリ。
ボス戦にはありったけの絶無敵ゲージと精霊石を持ち込んで一気に勝負を掛けるしかないですね……
それと、まだノービスモードでしか確認していないのですが、セセリに限定せず、3人とも覚聖オーバー(赤走行)時の攻撃力がすさまじいことになっています。
ボスを一瞬で葬ってくれます。
特にガッデスガルーダの撃破タイミングが早すぎてツバメとジャノメが融合する時の背景がまだ墓場で爆笑しました。
まぁ、赤走行すると消えない撃ち返しが飛んでくるんですが……そしてこれがまた避けづらい。
ノービスモードでも条件を満たせば真セセリが出現します。
セセリで真セセリを撃破することが1つ実績の解除になっているのでこれはありがたいです。
○アレンジモード
赤弾と青弾で構成され、赤弾がレイピア、青弾がショットで破壊可能なモードです。
所謂「斑鳩」です。
赤走行時に破壊可能な赤黒弾、覚聖時に出現する黒弾に加え、全く破壊できない紫弾の5種類を見分けて対処するモードです。
避けられない弾幕は消せばいいので、原作よりも格段に難易度は低くなっています。
ただし、ノーコンテクリアするごとにレベルが上がっていきます。
赤走行は金塊が続く限り持続可能で、この時に出現する赤黒弾はショット・レイピアどちらでも破壊可能です。
つまり、金塊を稼げるだけ稼いだら、あとはショットレイピア撃ちっぱなしで放置して問題ないと。
しかも、それが一番効率よく稼げる方法になっています。
ただし、敵弾とショット・レイピアは相殺されますので、敵弾破壊に頼っているとダメージ効率は格段に落ちます。
このモードは稼ぎを一旦頭から除去して、
斑鳩としてプレイするのがよさそうですw
○おまけモード
どれかのモードを1周クリアすると出現します。
XBOX360ノービスモードをさらに簡単にしたモードです。
(いま本体が手元にないので詳細な確認できず申し訳ありません。)
(この記事を後で修正するかもしれません。)
特徴としては、精霊石の取得量が半端なく多い上に、全体的に覚聖による精霊石の消費が少ないです。
そして覚聖・非覚聖の切り替え時に敵弾が消滅します。
これを利用して危なくなったら覚聖連打ですべて切り抜けられます。
また、自機に弾が接近すると敵弾が赤に変わるのですが、これが特定条件(ショットレイピア破壊?)で消滅します。
これにより、被弾する要素が全くなくなっています。
単純に俺強ぇモードです。
あくまで、本当に“おまけ”ですね。
他人のリプレイをダウンロードしてきて見ることもできるのですが、さすがに稼ぎに入ると異次元ゲームになるエスプガルーダ2だけあって、リプレイも異次元でした。
上を突き詰めればどこまでも行ってしまいそうですが、自分はそこそこ楽しめればいいかな、と思ってます。
まぁ、まずは真セセリ経由でノーコンティニュークリアすることを目標にします。
エスプガルーダ2自体の難易度はそこそこ高いですが、詳細なチュートリアルやノービスモードもあり、初心者でも十分に楽しめるゲームだと思います。
逆に言えば、このゲームからSTGに慣れていくというのもありだと思います。
それと、XBOX360のSTGは「実績」というシステムがあり、ゲーム内で特定条件を満たすといろいろと解除されていきます。
こちらを解除していくのも、自分のランクアップが目に見えて十分楽しめると思います。
XBOX360は少々敷居が高いですが、エスプガルーダ2BL、オススメの作品です。
業務連絡(?)
ゲームにおける悪堕ち紹介は明日公開のつもりでしたが、記事が詰まっているので2、3日後に公開することにします。
今回のゲームは悪堕ちキャラは1人ですが、それに準じるキャラをもう1人紹介したいと思います。